投資を始めたばかりのとき、ニュースやSNSで「株価が下がった」「暴落の兆し」などの情報を見ると不安になりますよね。

投資を理解するまでは、難しく壁を感じていました・・・。
「このまま積立ていて本当に大丈夫なのか?」「損するんじゃないか?」と怖くなる気持ち、私もよく分かります。
ですが、投資は“長期戦”。15年以上かけて資産を育てるという視点を忘れてはいけません。
目次
1. 積立投資をしているあなたは、今がチャンスです

株価が下がるということは、「同じ金額で、より多くの口数を購入できる」ということです。
つまり、積立投資をしている人にとってはむしろ“買い増しのチャンス”なのです。
長期投資で効果的な「ドルコスト平均法」の特徴は、相場が上下するほど平均取得単価が平準化され、結果的に安く買えるというメリットがあります。
2. 株価が右肩上がりだけだと積立投資の意味がない?
よく「ずっと株価が上がり続けてほしい」と願う人がいますが、それは一括投資をしている人の発想です。
積立投資では、下落があるからこそ平均購入価格が下がるという仕組みがあります。
むしろ、下がらずに上がり続けると毎月高値で買うことになり、将来の利益率は落ちるのです。
3. SNSの情報に振り回されないために
Twitter(X)やYouTubeで「今が底値!」「爆上がり確定!」などと目を引く言葉が踊っていますが、情報はあくまで他人の意見。

誰にも確実な正解はわからないのです!
私達も気にしないようにしています。
あなた自身が決めた投資戦略を守ることが何より大切です。
人は情報に流されやすいですが、投資で成功する人は「自分のルールを守れる人」です。
4. 積立を始めて15年経っていますか?

株価が下がって不安になっている方に、あえて質問です。
積立投資を始めて15年経過していますか?
もしそうでないなら、まだ“長期投資のスタート地点”に立ったばかりです。
数ヶ月〜数年で結果を求めてしまうと、どうしても短期的な動きに振り回されます。
長期投資とは、時間をかけて資産を育てていくマラソンです。途中で止まることなく積立を続けることこそが、成功の秘訣です。
5. 歴史が証明しているインデックス投資の強さ

過去の市場を見てみましょう。
例えば、S&P500(米国代表500社の株価指数)は、1928年から現在まで年平均約7〜10%の成長をしています。
もちろん一時的に下がった時期もあります。以下は有名な下落とその後の回復例です。
- ● 2008年:リーマンショックでS&P500が50%近く下落 → 約5年で回復
- ● 2020年:コロナショックで30%以上下落 → わずか半年で回復
- ● 2022年:利上げ・インフレで大幅下落 → 2023年〜再び回復傾向へ
市場は常に上げ下げを繰り返しながら、右肩上がりで成長し続けてきたという事実があります。
短期の下落は“通過点”に過ぎず、長期で見れば「買い増しの機会」だったのです。
6. 私の運用方針と実際の投資

私は、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)に毎月5万円ずつ積立を行っています。
目標は30年間、計1800万円の元本に対し、年5〜6%の複利運用で老後に約5000〜6000万円の資産を作ることです。
これは一夜で作れるものではなく、あくまで“時間をかけて育てる”投資です。
この考え方を持っていると、今の下落局面もむしろ「資産を増やすチャンス」に見えてきます。
7. 長期投資で大切なマインドセット

以下の考え方を常に持っておくと、短期的な下落に動じにくくなります。
- ● 投資は「稼ぐ」ではなく「増やす」行為
- ● 短期の下落は“仕込み時”
- ● 他人の意見ではなく「自分の家計とゴール」を信じる
- ● 感情ではなく「仕組み」で積立を続ける
8. 子育て世代にこそ積立投資を
私たち子育て世代は、日々の家計管理・教育費・老後資金と、考えることが山ほどありますよね。
だからこそ、“自動で運用し続けられる仕組み”としての積立投資は心強い味方になります。
余剰資金でコツコツと投資を続けることで、将来の「教育費」「結婚資金」「老後資金」を備えることができます。
9. まとめ:不安は一時、続けることで未来が変わる

最後にもう一度強調したいのは、「不安を感じた時こそ学び、行動し続けることが大切」ということです。
投資は決して楽に儲かるものではありません。だからこそ、多くの人が途中でやめてしまい、
「結局損した」と感じてしまいます。
でも、それは“やめた”から損したのです。続けた人だけが、未来を変えられます。
「15年後の自分はどうなっていたいか?」
「今の行動が、将来の子どもにどんな影響を与えるか?」
この視点を大切に、今日もコツコツと投資を続けていきましょう。
※本記事は投資助言ではありません。投資は自己責任で行いましょう。
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